いつでも冷たい水と温かいお湯を飲むことができるウォーターサーバーはとても便利なアイテムで、ご家庭だけでなくオフィスや病院の待合室などでも導入されています。
そんなウォーターサーバーには、テーブルや食器棚の上に置いて使用できる『卓上タイプ』がありるのです。
この卓状タイプのサーバーは、床において使用するものに比べ種類が少なく、まだ知名度が低めです。
そのため「どんな特徴があるのか」、「どこにおいたらいいのか」、「どれを選んだらいいのか」など、いまいちピンとこない方も多いのではないでしょうか。
そんな方に向けて、この記事では卓上ウォーターサーバーについて、特徴やメリット・デメリットなどを紹介します。また購入時に参考になるよう、タイプ別に商品の特徴についても解説しています。
この記事を読めば、卓上タイプならではのメリットが分かり、どのウォーターサーバーを選べばいいのか迷わずに決められるようになるので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
卓上ウォーターサーバーとは
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卓上ウォーターサーバーの特徴
卓上のウォーターサーバーは、床おきのものとどう違うのでしょうか。それぞれの特徴をまとめ、比較してみました。
床おき
床おき | 卓上 | |
大きさ | 幅30×奥行30×高さ100~120cm | 幅30×奥行30×高さ50~70cm |
重さ | 16~18kg | 14~16kg |
電気代 | ほぼ同じ | |
レンタル料金 | ほぼ同じ | |
機能 | 同じ |
出典:CreCla
一言で言うと、大きな違いは高さと重さのみということになります。卓上タイプの方が高さが50cm、重さが2kgほど小さい作りです。
最大のメリットは、コンパクトだからこそ選べる置き場所
高さが50cm変わることで生まれる一番大きなメリット、それは設置場所の自由度です。
約110cmの高さがある床おきタイプは、名前の通り床に直接置いて使用します。そのため、家具がなく、床が空いている場所にしか設置できません。
また、サーバー本体に熱がこもらないよう、背面と両サイドに15cmずつ隙間を開けて設置する必要があります。
そうなると設置可能な場所はかなり限定されます。
一方で卓上タイプは、さまざまな場所に置いて使用できます。
・キッチンラック
・食器棚
・ダイニングテーブル
・ローテーブル
・デスク
・ベッドサイド
置き場所の選択肢が多い分、使用頻度の高い場所に置けて使い勝手がいいのが特徴です。
移動させられるので、昼はリビングで夜は寝室といった使い方も可能です。
卓上ウォーターサーバーはこんな方におすすめ
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床おきと卓上、どちらのタイプを選んだらいいのか悩んでしまう方も少なくないでしょう。そんな方に向けて、卓上タイプを選ぶべき人の特徴をまとめました。
次のうちひとつでも当てはまる方は、卓上タイプを選ぶことをおすすめします。
・家があまり広くない方
・生活感を出したくない方
・水を飲むために移動するのが面倒な方
・赤ちゃんや子どもがいる方
・引越しの予定がある方
家があまり広くない方
卓上ウォーターサーバーの最大の魅力はサイズ感です。床おきタイプのものに比べてコンパクトなので圧迫感を感じにくく、部屋を広々使えます。
生活感を出したくない方
高さのある床おきタイプに比べて、卓上タイプはサーバー本体が占める面積が狭くなるため、存在感が抑えられてインテリアになじみやすくなります。
出典:お水屋本舗
水を飲むために移動するのが面倒な方
床おきの場合、使いたい場所とおける場所が離れてしまうことがありますが、卓上タイプならよく使う場所のすぐ近くに設置できます。テーブルやデスクの上に設置すれば、座ったままでも水やお湯を入れられるので快適に使えます。
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赤ちゃんや子どもがいる方
子どもの手の届きにくいところに設置できるので、子どものいたずらや事故の対策になります。さらに大きさのある床おきタイプより、手入れもしやすく衛生的です。
引越しの予定がある方
卓上タイプなら、キッチン、テーブル上、デスク上など、様々な場所に設置できるため、住まいやライフスタイルが変化しても、置き場所の確保に困るということがありません。
卓上ウォーターサーバーのデメリット
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卓上ウォーターサーバーのさまざまなメリットをご紹介しましたが、デメリットもしっかり確認しておきましょう。
転倒、落下の危険性
置き場所の自由度が魅力である卓上タイプは、固定器具がついていない商品がほとんどです。
傾きがなく、十分なスペースを確保できる家具の上に設置しましょう。また、つまずいて転んでしまうことのないようコードカバーなどを活用するのがおすすめです。
設置場所の強度が必要
意外と見落としがちなのが、サーバーの重さです。いくらコンパクトといえど、本体+水+ボトルの重さは15キロ前後になることもあります。強度のない家具の上に置くと、家具が破損してしまうことも。設置場所がサーバーの重みに耐えられるのかどうか、必ず確認しましょう。
置き場所によってはボトル交換に一苦労
ボトル交換タイプのウォーターサーバーの場合、ボトルの位置が最上部であることがほとんどです。高さのある場所にサーバーを設置した場合、水の入ったボトルを上の方まで持ち上げなければいけません。女性やお年寄の方などは、交換しやすい高さに設置することをおすすめします。
ウォーターサーバーを導入する前に確認しておくべき2つのこと
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置き場所はどこにするか
どこに置いて使用するのかをしっかり決めておきましょう。なぜなら、置く場所によって選ぶべきサイズやデザインなどが変わるからです。
たとえば、ダイニングテーブルの上に置く場合、食事のたびに使用することになるので、ある程度水の容量が大きいものの方がいいでしょう。
一方で、ベッドサイドで使うならできるだけ場所を取らないミニサイズのものが最適です。
「もっと○○なサーバーにすればよかった」といったことにならないよう、設置したあとの生活を想像して選びましょう。
購入にするかレンタルするか
一般的にはサーバーを借りて使用するものがメインですが、購入して使用できるウォーターサーバーもあります。
レンタルの場合は、月々のレンタル料や水の購入ノルマが発生する場合がありますが、購入であればそういったものは一切なくなります。
ただ、初期費用がかかる、使わなくなったときの廃棄が面倒という側面もあり、どちらにもメリット・デメリットがあります。
それらをふまえて購入が向いているのは次のような方です。
・長期的に使用することが確実である
・ノルマに縛られたくない
どれを選んだらいいの?あなたにおすすめのウォーターサーバーの選び方
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一言で卓上ウォーターサーバーと言っても、複数の商品があります。「どれを選んだらいいのかわからない…」と迷ってしまう方のために、タイプ別におすすめの卓上ウォーターサーバーをまとめました。ぜひ参考にしてみてください。
赤ちゃんがいるなら、水質を重視
出典:アクアクララ公式
アクアクララの水はRO膜で不純物を徹底的に除去した軟水で、赤ちゃんのミルク・離乳食づくりにもぴったりです。また、6歳以下の子どものいる家庭は、毎月550円の割引が受けられる「子育てアクアプラン」があるのもうれしいポイント。チャイルドロックもついているので、いたずらや事故を防いでくれます。
インテリアにこだわりがあるならオシャレなデザインを
FRECIOUS dewo mini(フレシャス・デュオミニ)
出典:FRECIOUS公式
スタイリッシュでシンプルなデザインは、まるで高級なコーヒーマシンのよう。全くと言っていいほど生活感を感じさせません。3色展開のカラーはどれを選んでもインテリアによくなじみ、置き場所を選ばず使いたいところのすぐ近くに設置できます。コンパクトなので、狭いところに置けて使い勝手のいいサーバーです。。
毎月の飲む量にバラつきのある方は、ノルマなしを
出典:シンプルウォーター公式
月によって必要な水の量が増減する方は、購入ノルマがあると水が余ってしまう場合があります。こちらのシンプルウォーターのサーバーなら、ノルマや解約料が一切かからないので、必要な時に必要な分だけ使用できて安心です。「赤ちゃんの授乳期間だけ」「夏の間だけ」といった使い方も可能です。
水の注文が面倒な方は、手軽なペットボトルタイプを
livease(リヴィーズ)ペットボトル式コンパクトウォーターサーバー
出典:livease公式
ペットボトルなら、近所のスーパーやコンビニでも手に入るので、前もってボトルを注文して置く手間が不要です。また、2リットルなら水の交換も簡単にできます。A4用紙に収まるほどのコンパクトさで、テーブルやデスク上などでも活躍するサーバーです。
ランニングコストを抑えたいなら水道直結タイプを
出典:ウォータースタンド
水道直結型は蛇口から水道を分岐し、水道水をろ過して使用するので、ボトルの交換が不要。サーバー本体のレンタル料は他社のものと比較すると1,000円前後高くなりますが、水の購入費用が不要なのでトータルのランニングコストは安くなります。また、ボトルを設置しない分、高さも全てのデザインで50cm以下とコンパクト。圧迫感が出ないのも魅力的です。
卓上ウォーターサーバーのある快適な暮らし
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そのコンパクトさから、置き場所を選ばず使い勝手の良い卓上ウォーターサーバー。
テーブルの上に置いて食事と一緒に水を飲んだり、ベッドサイドに置いて、赤ちゃんが夜中に飲むミルクを作ったり。水を使うための移動を最小限におさえることができ、必要なときにすぐ取れるので、毎日の生活が今まで以上に快適になること間違いなしです。
様々なメーカーから優れた商品が出ているので、今回の記事を参考に、ご自身のライフスタイルやお好みに合ったものをお選びください。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。