ウォーターサーバーにカビが繁殖?抗菌仕様でも掃除が必須な理由とは

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ウォーターサーバーの水を飲もうとしたら、カビが混入しているのを発見。清潔な水がいつも飲めると思って契約したのにどうして?たしかにウォーターサーバーの水は清潔で安全ですが、それは利用者が正しく使うことが前提です。自分である程度メンテナンスしなければ、カビがはえてしまいます。

メンテナンスといっても、大した手間はかかりません。せいぜい週に一度、15分程度で済んでしまいます。ウォーターサーバーの正しい使い方を知って、おいしい水を味わいましょう。

意外と汚い?ウォーターサーバーになぜカビがはえるのか

最近のウォーターサーバーはカビがはえにくいよう、様々な工夫がしてありますが、それでも一定の条件が揃えばカビが発生してしまいます

カビがはえる原因は湿気・温度・汚れにあり

以下の3つの条件が揃うとカビがはえやすくなります。

湿気 25℃~30℃
温度 70%以上
汚れ ホコリや水垢、飲み物のハネなど

ウォーターサーバー内部は雑菌が繁殖しにくいつくりで、電源をいれることで雑菌が生えにくい温度に保たれます。電源をいれることで殺菌作用が働く機種もあり、いずれにせよカビの繁殖は抑えられています。

しかし、サーバー本体の外に出ている部分は湿気を含みやすく、常に外気にさらされています。それだけでもカビがはえやすい条件がそろっていますが、ウォーターサーバーに付着したホコリや汚れを放置しておくと、それを栄養分となるのでカビが増殖しやすくなります

ウォーターサーバーの水はカビが発生しやすい

また、ウォーターサーバーに使用される水の多くは人がほとんど手を加えない天然水です。加熱による殺菌はしていますが、水道水のようにカルキや塩素が加えられていないため、水質の劣化が早くなってしまいます。一度ボトルを開封したら、早めに使いきりましょう。

ウォーターサーバーにはえるカビの種類と性質

ウォーターサーバーにはえやすいカビは主に2種類あります。カビがはえやすい部分は、主に外気に触れやすい注ぎ口や受け皿ですが、まれに注ぎ口についたスープやジュースなど飲み物のハネが原因でボトル内部にカビが混入することもあります。

赤いカビ

正式には「ロドトルラ」とよばれています。お風呂でよく見かけるピンクぬめりと同じものです。酵母菌の一種で正確にはカビではなく人体に直接の被害はありませんが、放っておくと、これを餌にして黒カビが繁殖します。見かけたらすぐふき取って、アルコールなどで消毒しましょう

黒いカビ

黒いカビは「クラドスポリウム」とよばれる菌です。お風呂のタイルやドア、窓でもよく見かけます。一度生えると深く根をはって、完全に落とすことが難しくなります。放置しておくと、人によっては喘息や、アレルギー症状が出たりすることもあります。こちらも発見したらすぐにアルコールでふき取りましょう。

ヌルヌルしているのはカビがはえる一歩手前

見た目には何ともなくても、触ってみるとヌルヌルした感触があったら雑菌が繁殖しています。そのままにしておくと、いずれそれを餌にしてカビが繁殖します。気が付いたらその場ですぐふき取りましょう。

カビを飲んだかも?白い浮遊物の正体とは

ときどき、ボトル内に白い浮遊物が浮かんでいることがありますが、これは天然水のミネラルウォーターが結晶化したものです。ミネラルは一度結晶化してしまうと、二度と水に溶け込むことがないので水中に漂うことになるのですが、飲んでも体に害はありません

週一回の簡単な掃除でウォーターサーバーのカビは防げる

最近のウォーターサーバーは、抗菌・殺菌処理にすぐれたタイプも多く、中には手入れ不要と謳っているものもありますが、それはあくまでサーバー内部のことであり、ウォーターサーバー本体の外に出ている部分は、どうしてもカビがはえやすくなります。自分でのお手入れ、掃除は欠かせません

掃除が必要な部分は主に以下の3か所です。

  1. 注ぎ口
  2. 受け皿
  3.  通風口

1 2は水に濡れる頻度が高くてほこりが付着しやすく、飲み物などを作る場合はハネも付着します。カビがはえやすい条件がそろった部分です。こまめにふきとり、アルコールなどで消毒するとカビを防ぐことができます。注ぎ口は綿棒で内側もふき取り、終わったらコップ1~2杯分くらいの水を流して綿を洗い流しましょう。

3の通風口にカビがはえることはあまりありませんが、温度調整をするのに大事な部分です。ここにほこりが溜まると温度調整がうまくいかなくなり、カビが繁殖する原因になります。週に一度は掃除機をかけるなどして、ほこりを取り除きましょう。

水そのものがカビ臭い・異臭がする場合の原因とは?

掃除をしたのに、水がカビくさいといった場合は水の消費期限切れサーバーの設置場所や使い方が原因になっている可能性があります。先述しましたが、ウォーターサーバーの多くは天然水を使用しています。天然水は消費期限が水道水より早く、半年~1年すると変質してしまいます。天然水は3か月以内に飲み切るのが理想です。

また、ウォーターサーバーの電気代がもったいないからといって、使用しない夜間や長く家を空ける場合に電源を切ってしまうと、サーバー内部の温度調整ができなくなり、カビが繁殖する原因になります。

ウォーターサーバーの電源は絶対に抜いてはいけません。長く家をあける場合は、水をすべて使い切ってから電源を抜いておけば、カビがはえるのを防ぐことができます。

ほかにも、ウォーターサーバーを直射日光が強くあたる場所や極端に湿気の多い場所に設置すると、温度調整がうまくいかなくなり、水が変質してしまう可能性があります。また、ボトルをサーバーに設置する場合、ボトルの口がサーバーの差し込み口にきちんとはまってないと雑菌が増える原因になります。

お手入れが楽なウォーターサーバーを知りたい

最近のウォーターサーバーは本体が抗菌仕様になっているタイプや、殺菌作用が働くしくみになっているタイプのサーバーが多くあります。その中でも特に人気の高いウォーターサーバーを選んでみました。

amadanaスタンドサーバー/プレミアムウォーター

日本特有の美意識を活かしたプロダクトデザインで人気のamadanaとコラボしてできたうウォーターサーバーです。使用から3年以上しても、サーバー内部にカビは生えないので、自宅でのお手入れは受け皿や注ぎ口などだけです。専用のクリーナーも販売されています。それでも心配な場合は訪問クリーニングサービス(有料)を申し込むとサーバー全体の清掃をしてくれます。

出典:プレミアムウォーター公式HP

 出典:プレミアムウォーター公式HP サイズ H:1,326×W:270 × D:330(mm)
タンク容量(冷水/温水) 2.2L/2.0L
電気代 1,060円/1月
メンテナンス

クリーニングサービス

訪問クリーニングサービス9,130円

訪問クリーニングサービスプラス10,780円

アクアファブ/アクアクララ

グッドデザイン賞を受賞した洗練されたデザインが特徴です。水に直接触れる取水口、冷水タンク用樹脂部材、エアフィルターはSIAAマーク(一般社団法人抗菌製品技術協議会)、SEKマーク(一般社団法人繊維評価技術協議会)の認証を受けています。

サーバーのメンテナンスは2年に1度実施しています。分解、パーツの洗浄、交換を行っています。

 

出典:アクアクララHP

サイズ H:1,320×W:286 × D:350(mm)
タンク容量(冷水/温水) 3.3L/1.8L
電気代 1,060円/1月
メンテナンス

クリーニングサービス

定期メンテナンス(2年に1度)

まとめ|ウォーターサーバーのカビは少しのお手入れで防げる

ウォーターサーバーは機能の都合上、カビがはえやすい部分がありますが、そのほとんどがほんの少しの掃除やお手入れで防ぐことができます。正しい使い方をすれば、健康に害が及ぶようなカビの繁殖は、まずありません。